祖父が亡くなった話
時間が経ち、色々落ち着いたので祖父が亡くなった話を書いていこうと思います。
人が亡くなったことを書こうか悩みましたが、自分の記録という意味も込めて書こうと思いました。
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連絡が来たのは土曜日の早朝でした。
仕事が休みの日だったので目覚ましはかけずに寝ていましたが、7時くらいに目が覚めてスマホを見たらLINEが来ていました。
「じいじが息を引き取りました。」
これを見た瞬間目が一気に覚めました。と同時に、思考が停止したような感覚になりました。
何も考えられない、考えたくない。どういうことだという感じで頭の中はパニック状態でした。
少し頭の中を整理する時間を作ってから母に電話しました。
電話している時は涙が止まりませんでした。
それなりに覚悟はできていましたが、いざ現実になると悲しいものです。
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すぐに実家に帰る準備をしました。
コロナなんか関係ないなと思い、すぐに新幹線に乗り込みました。
新幹線は空いていましたね、全然感染の心配はないくらいでした。
GWもお盆も帰れなかったので久しぶりに地元に帰りました。
こんなことがないと帰ることができないなんて皮肉なものです。
でも正直帰ろうと思えばいつでも帰れました。ですがコロナのことを考えると二の足を踏んでしまっている自分がいました。
もちろんコロナも憎いですが気にしすぎで帰ろうとしなかった自分も憎いです。
本当に後悔しかないです。
地元に帰って、会う人に『おじいちゃん会いたがってたよ』と言われるたびに後悔の念が積もり申し訳ない気持ちになり、涙が止まりませんでした。
会いたい人がいる、余命があと少しの家族がいる、けどコロナで会えないって考えている人は気にせず会いに行ったほうがいいと思います。
今は、前の時より非難とかされない状況ですし、亡くなってしまったらそれこそ2度と会えなくなってしまいます。
僕のように後悔する人が少しでも減ってくれたらいいと思います。
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家族が亡くなったのは初めてなのでお通夜や葬式の流れを体感するのも初めてでした。
今はこのご時差なので、親戚や近親者のみでお通夜、葬儀を行いました。
亡くなってから2日間は自宅にいました。
その間たくさんの人が会いにきてくれました。
改めて僕の祖父はたくさんの人に慕われていたのだと感じました。とてもすばらしい尊敬できる人です。
お通夜、葬儀でもあまり人は呼ばないつもりでしたがたくさんの方がきてくれました。
派手な葬式はしなくていいと言っていたみたいですが写真などたくさん飾ってあって結局派手になっていました。笑
でも最後くらい賑やかにお別れしたいと思うのでこれでよかったのかなと思いました。
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火葬の前の最後のお別れでは本当にもう会えないんだなと改めて実感しました。
次見る時は、骨になっている。
骨を見た時は衝撃的でした。
言葉になりませんでしたが感謝の気持ちを込めて骨を拾いました。
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昔の小さかった頃の写真や、最近の写真や動画を見返すと今でも懐かしい気持ちでいっぱいになります。
1ヶ月ほど経った今でも思い出すと涙が出そうになり、まだまだ完全に立ち直れたとはいえません。
ですが、いつまでもクヨクヨしていたらじいちゃんに怒られてしまいそうなので切り替えて頑張っていこうと思います。
数え切れないほどの感謝と尊敬の気持ちは一生忘れないと思います。
本当に自慢の祖父でした。
長い闘病生活お疲れ様でした。ゆっくり休んでください。
ここまで育ててくれてありがとう。
これからは天国で見守っててください。
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拙い文章でしたがここまで読んでくれてありがとうございました。